どうしてどいつもこいつも「過去問を解け」「過去問を解け」と言うのか



※この記事の結論は「過去問を解け」なので「過去問を解かなくてもいい」を期待していたかたは戻るボタンをどうぞ



予備校関係者もロー関係者も新司合格者もほぼ全員言うのが「過去問を解け」です。


でもロー最終学年になるくらいまで過去問を解かない人がたくさんいます(僕とか僕とか僕とか)



過去問をなかなか解かない理由はなんとなく分かります。

・ラスボスだからにわか知識じゃ太刀打ちできない

・凹む

・限られた数しかないからもったいない

・答案を作る作業がしんどい

この辺りでしょう。



それでも絶対過去問は早めに解かなきゃダメです。


その理由は、

①合格までの効率化を図る

②無駄な勉強を省く

③司法試験というものに慣れる

まあ①〜③は言い換えただけみたいなとこもあります。



以下、詳述



そもそも司法試験の一番の特徴って、

めちゃくちゃめちゃくちゃ範囲が膨大であるということです。


基本7科目だけでも、一日がっつりやったら次にその科目をやるのは一週間後、一ヶ月で5日くらいしか触れないかもしれないことになります。


記憶容量には限界があります。

覚えるべきとこだけ覚えてください。出るとこだけ勉強してください。



で、覚えるべきこと、出るとこは過去問を研究して始めてわかります。



多くの受験生が思っているよりも、司法試験の出願範囲は結構絞られてるしパターンがあります。


憲法はよく分かりません、行政法は訴訟絡み(特に処分性、原告適格)、民訴は判例重視、刑法は各論と総論どっちかに寄ってる、刑訴は伝聞


すっごい大雑把で適当に書いたけど、こんな感じでいくらでも分析できます。



なのに、統治、家族法、手形小切手、公判前成立手続とかその辺をアホみたいに詰めるのは馬鹿ですよ。


メリハリをつけた勉強をして下さい。

出ないとこを勉強し過ぎないで下さい。

出るとこを定番論証覚えただけで満足しないでください。



そのためには過去問を解くしかないんです。

だから解いてください。


はい、次。



本試験本番で本当にすっごい緊張します。


手が震えます。動機が激しくなります。泣きたくなります。


そんな中で、司法試験という形式に慣れていれば、解き方がある程度染み付いているんで拠り所ができます。


司法試験に慣れるには過去問を解くのが一番です(模試もいいですね)



次。



最初に挙げた過去問を解きたくない心理について


・ラスボスだから…

コンティニューできるラスボスだと思ってください。

解かないで本番迎えると1年待たないとコンティニューできないですよ。


・凹む

落ちる方がよっぽど凹みます


・限られた数しかない

解いてみると分かるけど思ったより数はあります。

8科目×年数で計算すると1日1問でも相当な量です。

下手したら解き終わらないくらいの数がありますよ。


・答案作成がしんどい

これ凄いわかります。

なのでまずは答案構成だけでいいと思います。

直近2年分くらいはフルスケールで解けば最低限OKです。

解かないくらいなら、答案構成だけでもやるほうが百億倍マシです。



以上です。



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